これまで、一戸建ての住宅の外壁にはモルタルが主流でしたが、耐久性や耐水性に強いサイディング材が注目を浴びています。
外壁を定期的に塗装しなければならない理由や、どの時期にリフォームすれば良いのかよくわからないとお客様から相談されます。
今回はサイディング材に関するよくある疑問について解説していきましょう。
一戸建てのリフォームで使用するサイディング材とは
一戸建ての約70%が採用されているサイディングとは、外壁材の1つであり、セメントや金属製、木材、樹脂など豊富な種類があります。
あらかじめ工場で成型された板を壁の広さに合わせて切り貼りする施工で、雨漏りや紫外線による損傷を防げます。
従来は外壁の素材としてモルタルが用いられていましたが、コテを利用して手作業で塗る工程から費用と時間がかかる欠点がありました。
サイディングは特殊な技術を必要とせず、施工時間を短縮して外壁ができるため、国内でトップシェア(※2019年4月調査時点)の素材として使われるようになりました。
工場で生産されている点から安価で入手できる点もあわせて、費用を抑えられる点も利点でしょう。
一戸建てをサイディングでリフォームした時の塗装交換の時期とは
モルタルと比べてひび割れしにくく、耐水性や耐天候性に優れている素材であっても、塗装交換は必要です。
セメントと木質の繊維を混ぜた窯業系サイディングは、丈夫で耐震性と耐火性に優れているため、日本で多く使われている素材となります。
寿命は30〜40年ですが、表面の塗装が劣化する恐れがあるので、7〜10年と早い段階での交換が必要です。
その他の材質については、金属系は10〜15年、樹脂系は10〜20年、木材は8〜10年が交換時期の目安でしょう。
樹脂系の主な原料はプラスチックと顔料で、雨水や塩害に強く、色褪せもしにくいため長持ちしやすいです。
サイディングでリフォームした場合メンテナンスが必要な理由
一戸建ての外壁は、紫外線や雨風で常にさらされており、劣化によるさまざまな事象が起きるのを防ぐために塗装のメンテナンスが必要です。
色褪せ、塗膜の剥がれ、ひび割れ、カビや藻の発生があれば、メンテナンスが必要なサインです。
もし、塗装が剥がれた状態を放置してしまうと、建物の内部まで侵食して家が傾いたり、崩れて住めなくなったりする原因となるでしょう。
塗装だけでの対応が難しい場合は、板の張り替えや新しい板を上から重ねる方法でさらに費用がかかるでしょう。
塗装代の内訳として、塗料代と足場代、施工代、雑費がありますが、使用する塗料の種類によって費用が変わります。
シリコンやラジカルの塗料が多く使用されており、30坪の一戸建て住宅の場合の塗装代は80〜90万円前後となります。
まとめ
サイディング材とは外壁材の1つであり、耐久性と耐水性に優れていて、窯業や金属、樹脂、木材などさまざまな種類があります。
紫外線や雨風で外壁は常にダメージを受けているという理由から、外壁を定期的に塗装して損傷を防ぐ役割があります。
色褪せや塗膜の剥がれなどが見られた場合は早めに外壁のリフォームをしましょう。
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