住宅の購入を検討するにあたり、やはり木の家にこだわりたいと考える方は多いでしょう。
近年は建築技術の向上にともない、耐震性や耐久性に優れた木造住宅も増えてきました。
しかし住宅購入後の後悔を防ぐには、事前にデメリット面をしっかりと把握することが大切です。
そこで今回は、木造住宅のメリットとデメリットについて解説します。
建物構造が木造住宅のメリットとは?
使用している構造材にもよりますが、一般に木造住宅はほかの構造と比較すると、建築費用が低い傾向にあります。
木材には湿度に応じて湿気を吸収・放出する特性があり、調湿性に優れている点もメリットの1つです。
また、鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べると梁が少ないため、設計の自由度が比較的高い点もメリットといえるでしょう。
一方、木は燃えやすいのではないかと不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、木は熱伝導率が低く、火災が起こっても内部まで燃えるには相当の時間を要します。
燃えたとしても表面が炭化する程度であり、家が崩れ落ちることはまれです。
近年は建築技術や制震システムの向上などにともない、震度6強から震度7相当の地震にも耐えられる木造住宅も増えてきました。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造よりも軽いため、その分地震の影響を受けにくい構造であるともいえます。
建物構造が木造住宅のデメリットとは?
物件によって異なりますが、一般に木造住宅はほかの構造と比較すると防音性が低い傾向にあります。
とくに築年数が古い物件は遮音材が使用されていない可能性が高く、生活音や外からの音が聞こえやすいため注意が必要です。
また通気性に優れている一方で、気密性が低く、冷暖房効率が悪いデメリットもあります。
シロアリやキクイムシなど害虫被害を受けやすい点もデメリットの1つです。
一方、木造の一戸建て住宅の法定耐用年数は22年であり、鉄骨造の27年や鉄筋コンクリート造の47年と比べて短い点もデメリットといえるでしょう。
木造住宅におすすめの方は?
ほかの構造と比較すると建築コストがかからないため、購入費用を抑えたい方には向いているといえます。
また通気性や吸湿性に優れた木造住宅は、夏は涼しく冬は暖かくといった具合に1年を通して快適に暮らせる特徴があるため、四季の移ろいを感じながら暮らしたい方におすすめです。
まとめ
木造住宅にはほかの構造と比べて建築費用が安い、通気性・吸湿性に優れている、間取りの自由度が高いといったメリットがあります。
しかし防音性が低く、害虫被害を受けやすいなどのデメリットもあるため、購入の際は木造住宅の特徴をよく把握したうえで検討しましょう。
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