不動産購入を検討している方のなかには、ペアローンで住宅購入しようと考えている方も多いでしょう。
そもそもペアローンとは1つの不動産に対して一定の収入がある複数の人がそれぞれの住宅ローンを契約し、連帯保証人になる契約方法のことです。
今回は、不動産購入でペアローンを利用したいと検討している方に向けて、ペアローンのメリットとデメリットについて解説します。
不動産購入時に利用されるペアローンのメリット
ペアローンのメリットに、借入額が増やせることや住宅ローン控除が適用されることが挙げられます。
ペアローンは、1人1人住宅ローンを組んで資金を合わせることになるので、不動産物件の選択肢が広がります。
また、連帯保証人制度を用いるので1人の場合よりも借り入れの審査が通りやすいです。
1人1人住宅ローンを組んだ場合、住宅ローン控除も1人1人に適用されます。
住宅ローン控除とは、毎年の住宅ローンの年末残高の1%が所得税から控除される制度のことです。
誰でも住宅ローン控除を受けられるわけではないので、以下の要件を満たす必要があります。
●2人の合計収入が3000万円以下
●延べ床面積が50㎡以上の住宅
●返済期間が10年以上
これらの要件を満たすことで、1人1人住宅ローン控除が受けられます。
ペアローンの場合、お互いに30万円の住宅ローン控除が受けられるので、節税を考えている方におすすめです。
不動産購入時に利用されるペアローンのデメリット
ペアローンのデメリットに、事務手数料などの費用が2倍かかることや返済のリスクがあることが挙げられます。
ペアローンは1人1人が独立した住宅ローンなので、事務手数料などの費用が2倍かかります。
ペアローンでかかる費用は以下のとおりです。
●事務手数料
●登記手数料
●印紙税
●保証料抵当権設定費用
また、ペアローンを借りた場合、片方の収入が無くなった場合のことを考えておかなくてはいけません。
なぜなら、収入を得ている片方が2人分支払わなければいけなくなるからです。
ペアローンをおこなうときは、10年、20年先を見据えた行動が必要になります。
返せる分を借り入れし、余裕のある返済スケジュールを計画しましょう。
まとめ
不動産購入時に利用されるペアローンには、メリットもデメリットもあるので、それぞれのポイントを押さえておく必要があります。
これからペアローンを利用して不動産購入を検討されている方は、今回解説したメリットとデメリットを押さえて、不動産購入を進めましょう。
私たち株式会社スリーシーは、京都を中心に不動産売却やさまざまな不動産に関するご相談を承っております。
お客様にとって最適なご提案をいたしますので、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓