住宅を購入、または新築する際、「収納場所はなるべく多く確保したい」と考える方は少なくないでしょう。
そこで活躍する設備の1つが「床下収納」です。
今回は、住宅に床下収納を取り入れるメリットやその際の注意点について解説します。
その必要性について迷われている方はぜひ参考にしてください。
便利な住宅設備の1つ「床下収納」のメリットとは?
床下収納とはその名のとおり床下に設けられた収納スペースであり、居住スペースを減らすことなく収納スペースを確保できます。
また、人目に触れる場所ではないため、生活感を出すことなくすっきり収納できる点も魅力です。
日用品や食料品のストックや災害用の備蓄品などの収納場所として大いに活躍します。
また、床下収納を上手く活用すれば、キッチンや洗面所などの生活スペースを、より広く使えるようになるでしょう。
その他、床下点検口としての活用方法もあります。
定期的な点検は家を維持するために重要なので、それをすこしでも楽に行えるように床下点検口を設けておくのもよいでしょう。
便利な住宅設備の1つ「床下収納」の注意点とは?
収納スペースや点検口として非常に便利な床下収納ですが、取り入れるうえでいくつか注意点があります。
まず、床下は外気の影響を受けやすく、季節によって温度や湿度が大きく変化します。
食品のストック場所として活用する場合、特に湿度が高い梅雨の時期や暑さが厳しい夏の季節は腐りにくい缶詰やカップ麺、あるいはミネラルウォーターなどを入れるのに留め、生鮮食品は収納しないようにしましょう。
また、かがんで出し入れすることになるため、重いものを収納してしまうと、取り出す際に腰を痛める可能性があります。
特に高齢の方や女性の方は気を付けましょう。
できる限り腰を支点にせず、膝を動かして物を持ちあげてください。
さらに、長期間保存が効くものを収納した場合、その存在をすっかり忘れてしまうことがあります。
気づいたときには賞味期限が切れていたり、ストックしてあるにもかかわらず再度同じものを購入してきてしまったりといったことにも繋がるため、いつ、何を収納したか、メモしておくことが重要です。