マイホームを買い替えたいと考えるタイミングとしては、子どもが独立したときや、転勤によって引っ越すときといったものが挙げられます。
今回はそんなマイホームの買い替えについて、住宅ローンが残っているケースや、買い替えのために必要な年収などを紹介します。
タイミングが重要なマイホームの買い替え!ローンが残っていたら?
基本的にはマイホームを買い替えるときは、住宅ローンを完済してマイホームを売却し、売却した資金をもとに新たなマイホームを購入します。
住宅ローンを完済してから売却する必要があるのは、返済中の家には抵当権が設定されているからです。
抵当権とは住宅ローンで融資している金融機関が、ローンが払えない場合に住宅を勝手に売却できるという権利のことで、抵当権が設定されている間は金融機関の許可なく住宅を売却することはできません。
そのため、住宅ローンが完済していない家を売却するための方法は2つ。
1つは住宅ローンを契約している金融機関に相談して抵当権を解除してもらい、売却して住宅ローンを完済する方法です。
もう1つは、買い替えローンを利用する方法になります。
マイホームの買い替えを考えているときに利用できる住宅ローンで、完済できなかった住宅ローンと、新たなマイホームの住宅ローンをまとめることができます。
マイホームの買い替えをするメリット!生活が変化するタイミングがポイント?
マイホームを買い替えるメリットは、イチから新しい家を作れる点です。
最初のマイホームは4人家族で住むために購入したけれど、子どもが独立したから夫婦2人で住める家が欲しいというとき、家をリフォームするより新居を購入したほうが手っ取り早いことがあります。
2階建てではなく平屋にして、全フロアをバリアフリーにもできるでしょう。
子どもが独立する予定でマイホームを購入したが、2世帯住宅にしたいという場合も買い替えがおすすめです。
マイホームの買い替えでは、特定の居住用財産の買い替えの特例など節税できる特例があるのも魅力でしょう。
タイミングが重要なマイホームの買い替えにはどれくらいの年収が必要?
マイホームを買い替えるためには、資金も必要です。
3,400万円の住宅ローンを組もうとする場合、税込みの年収は500万円ほど必要だと考えられています。
2,050万円の住宅ローンなら、税込み年収は300万円です。
最初のマイホームの住宅ローンが完済している場合、税込みの年収500万円あれば3,400万円の住宅ローンが組めますが、住宅ローンが完済していない場合は新たなマイホームを購入するために利用できる住宅ローンの額は少なくなります。
頭金をいくら用意できるかによって購入できるマイホームが変わってくるので、シミュレーションをしてみましょう。