留守のときや手が離せないときでも荷物を受け取れる宅配ボックス。
宅配ボックスとは具体的にどのようなもので、どれくらいの費用で設置できるのか紹介します。
また、宅配ボックスにどんなメリットがあるのかチェックしましょう。
不動産購入時に検討したい宅配ボックスの種類や設置費用とは?
宅配ボックスとは、居住者の代わりに荷物を受け取れる設備で、マンションの設備として人気が高く、最近では戸建ての住宅にも普及しています。
ネットショッピングをよく利用する家庭なら、設置したいと考える設備の1つです。
宅配ボックスにはダイヤル式・電気式があります。
ダイヤル式は配達員が荷物を宅配ボックスにいれるときに暗証番号を設定し、配達通知書で居住者に暗証番号を伝えるタイプです。
電気式の配達ボックスは、配達員が液晶パネルをタッチして操作をおこないます。
メーカーによって操作方法や仕様は異なりますが、普及しているものには入居者だけが持っている専用キーがあり、自分の部屋の宅配ボックスのみ開くものがあります。
マンションなどについている大型の宅配ボックスではなく、戸建てに取り付ける宅配ボックスの場合、設置費用の目安は8万円程度です。
宅配ボックス本体は5万円程度で、高機能な宅配ボックスになると10万円ほどになります。
宅配ボックスを取り付ける工事費用は、3万円程度が必要です。
不動産購入時に押さえておきたい宅配ボックスのメリットや注意点
宅配ボックスの最大のメリットは、不在時でも荷物を受け取れることです。
不在にしていたために再配達をしてもらわなければならないといった手間が省けます。
また、玄関を開ける必要がないので、宅配業者を装った悪質な手口に対する防犯対策にもなるでしょう。
宅配ボックスの注意点は、受け取れない荷物もあることです。
たとえば、冷蔵・冷凍のものは宅配ボックスでは受け取れません。
また、宅配ボックスに入らない大きな荷物も受け取り不可です。
さらに、宅配ボックスは1回開閉するとロックがかかるので、1日に2回荷物が届くと、あとにきた荷物の受け取りはできません。
宅配ボックスで理解しておかなければいけないのは、ボックスごと盗難に遭うリスクもないとは言えない点です。
悪意を持った誰かが不正に開けて、宅配ボックスの中の荷物が盗まれることもあります。
防犯カメラを設置するなど防犯対策は必要でしょう。
さらに、宅配ボックスの設置場所にも気をつける必要があります。
宅配ボックスを戸建てに設置する場合は、どこに設置しても問題ありません。
しかし、マンションに設置する場合、玄関前は共有部分となるため管理会社や大家さんの許可が必要になります。
勝手に設置して、トラブルにならないようにしましょう。