この記事では、申し込みから審査を経て契約取り交わしに至るまでの住宅ローン審査の流れと、審査基準についてわかりやすく解説します。
住宅ローン審査の流れ(申し込みから契約取り交わしまでのスケジュールなど)
この章では、住宅ローン審査の流れについて、仮申し込み・事前審査と承認・正式申し込み・本審査と承認・契約取り交わしに至るまでのプロセスを紹介します。
住宅ローンの仮申し込みと事前審査
複数の不動産物件から購入ターゲットもしぼられ、購入金額や融資希望額がはっきりしてきたら、住宅ローンの融資を受けたい金融機関に仮申し込みを申請します。
金融機関にもよりますが、書類ではなく郵送やオンラインでの申し込みをおこなうことも可能です。
住宅ローンの仮申し込みを申請すると、金融機関は申込者の年齢・健康状態・年収など書面上からの情報に基づく事前審査に入り、約1週間以内に結果を申込者に通知します。
住宅ローンの正式申し込みと本審査
住宅ローンの事前審査が通ったら、次は正式申し込みを申請しその後本審査へと移ります。
正式申し込みを受けて金融機関は本審査に入り、本人の属性情報に加えて不動産にかかわる情報を含め、事前審査よりも詳細に調べ上げ、約1週間から2週間以内に結果を出します。
住宅ローンの契約取り交わし
住宅ローンの本審査を通過できたら、いよいよ住宅ローン契約の取り交わしで、同時に保証契約や団体信用生命保険契約を取り交わすこともあります。
住宅ローンの審査基準
住宅ローンの事前審査基準
住宅ローンの事前審査も必ず通過できるわけではなく、たとえば住宅ローン完済時の年齢は最低でも80歳に抑える必要があります。
収入面でも、定職についていない場合はもちろん、転職を繰り返していたり、非正規雇用で年収が不安定な場合は、事前審査で落とされる可能性が高くなります。
住宅ローンの本審査基準
住宅ローンの事前審査を通過できたら、虚偽申告が発覚する・審査期間中に転職や退職をするなどの特殊な場合以外は、本審査は通過できるとされています。
一方で本審査段階では購入する不動産物件の担保価値を精査しますが、立地・周辺環境・地盤などの理由により価値が低いと判定されると、住宅ローン本審査は通過できません。